買い換え候補の本命、VW GOLF7試乗!やっぱり良い!!

最終的に購入することになった、買い替え候補車のVW GOLF7の評価メモをまとめます。グレードは上級モデルであるハイラインに試乗。ハイラインはCOD(シリンダーオンデマンド)を搭載した1.4Lエンジンです。

1)サイズを小さくしたい。

VW GOLF7のサイズは、Cセグメントサイズで、ハッチバックであることから、コンパクトといえます。

2)5人乗りで良い

5人乗り。VW GOLF7の着座位置は、とても自然です。低過ぎず、高過ぎず、ちょうど良い感じがあります。室内天井も頭上空間に狭さがないです。VW GOLF7はグラスエリアの開放感が感じられます。太いCピラーがGOLFの特徴ですが、室内空間は狭さを感じさせず、とてもくつろげる空間という印象です。ミニバンからの乗り換えですが、家族4人で乗っても、窮屈さは感じません。さすがにミニバンより小さいですが、あまり空間的な犠牲を感じません。

3)最小回転半径5.3m以下
GOLF7 HL は5.2mなので優秀。小回りが効くのは良いです。

4)車幅1800mm以下
GOLF7は1800mm。これは明らかにマイナスです。AUDI A3 SportsBack1.4の車幅は1785mmと比べても負けています。最近の肥大化傾向のあるCセグメントの中でも、世界のCセグメント標準車とも言えるGOLFが、この横幅なのは疑問です。
1800mmだと、国産ならトヨタ クラウンと同じ。外国車ならBMW 3erと同じ。日本の都市や住宅街の道は狭い道も多いので、1800mm以下が必須だと思います。
しかし、実際にGOLF7の試乗をしてみると、以外にも横幅を意識させるほどではありません。着座位置や、グラスエリア、フロントのバックミラー付近の三角の小さな窓による横視界の確保など、運転する上で横幅がネックになることはあまり無いと感じました。
前向きにこの横幅を捉えると、安全のためとも言えるので、一概に批判すべきでは無いかもしれません。

5)燃費が良い方が望ましい
GOLF7 HLの燃費は19.9km/L。優秀なスペックです。140PSの馬力を稼ぎながら、燃費が良いのは、巡航時に4シリンダーのうち2シリンダーを休止するCODや、ギアから切り離すコースティングモードが効いているのかもしれません。

6)飽きないデザイン
VW GOLF7のデザインは、明らかにかに歴代GOLFの遺伝子を受け継いでいることが一目でわかる、デザインアイデンティティを持っています。これぞ、GOLFというテイストが新型であっても感じられます。それでいて、最新のデザインを盛り込んでいます。
ボンネットのプレスラインはAUDIかと思わせるほど、エッジが立っており、シャープな印象です。キセノンのヘッドライトはBMWのイカリングのような、コの字型ライト。2灯のうち外側しか光りませんが、とても魅力的です。
ハイラインはタイヤも17インチで、大口径で迫力があります。
飽きるかどうかは、これだけ売れていると恐らく希少性には乏しいため、微妙かもしれませんが、奇を衒うデザインではなく、定番GOLFデザインであるため、味が出て長く飽きないかもしれません。

7)ぶつからない機能
フロントバンパー下のグリルに埋め込まれたレーダーを使ったACCで、追突防止や、オートクルーズ、レーンキープアシストを実現しており、ハイラインには標準装備です。ここはオプションとしているAUDI A3 SportsBackとの大きな違いです。
MQBプラットフォームを使ったコストダウン効果は、安全装備に振り向けるVWの姿勢、しかも、最も売れるGOLFでそれをすることは、自動車のトレンドを安全という方向に向ける意味があります。この開発姿勢は高く評価出来るのではないでしょうか。

8)上質
GOLF7の試乗で感じる走る曲がる止まるという車の基本性能は高いと感じます。エンジンはGOLF7 HLは踏み込むと2000回転を超えたあたりは、とてもトルクフルで、パワーがあります。不用意に踏むとホイルスピンしそうになりました。
ハンドリングも自然で、的確に路面情報を伝えてくれる感じがします。
特に気に入ったのは、ブレーキのフィーリングです。私の操作だと、AUDI A3 SportsBackは、いわゆるカックンブレーキになってしまい、どうしてもブレーキの踏み方に気を使います。GOLF7はそれが無く、普通に踏んでもじわっとブレーキが効き、ガツンと踏めば、それに応える感じなので、ブレーキングに神経を使わなくて良いのはGOLF7の良さだと思いました。
静粛性も高く、静かでエンジン音もあまりうるさくありません。室内空間での会話がしやすいです。

【総評】
GOLF7のハイラインはハッチバックとバリアントと両方試乗しました。間を開けて乗りましたが、初回に乗った印象はあまりにも普通過ぎて、奇を衒うところが無く、尖ったところもあまりないので印象として決定的な、これだという感じはしませんでした。確かにしっかりしているが、あまりにも優等生的な大衆車で強い印象を残しませんでした。
2回目に乗ったバリアントでは、印象が変わりました。上質さとハイラインのエンジンのパワフルさを感じる事ができました。実際、30分ほど好きに乗って良いということで、じっくり試乗出来ました。

AUDI A3 SportsBackやマツダアクセラも乗って、GOLF7のトレンドラインも乗っていたので、違いを理解することが出来たため、印象が変わったのかもしれません。

プレミアム感でも、GOLFの質感は相当高いレベルにきていると思いました。GOLF7の室内の開放感、くつろぎ感は他車より優れていると思いました。

ちなみにバリアントでは無くハッチバックにしたのは、乗ってみてバリアントは全長が意外に長く感じたためです。車との一体感はハッチバックの方が感じられたためです。
我が家はスキーに行くので、ハッチバックだと家族4人分の荷物が載るか心配ではありましたが、いざとなったら、ルーフにジェットバッグを付けて解決することにしました。オプションカタログのジェットバッグを載せた姿はなかなか決まってます。

アクセル操作に対するトルクフルなエンジンフィール、自然で的確なハンドリング、違和感のないブレーキング、上質な乗り心地と静粛性、質感の高い外装デザインとインテリアデザイン。やはり、冷静に他車と比べるとどれも優秀であることがわかり、最終的にGOLF7ハイラインにする事に決定しました。

ちなみに、唯一の欠点は、あまりにも優等生で、尖ったところが無い事だお感じます。

またトレンドラインも試乗しましたが、リアサスペンションが、トレーリングアームということで、コストダウンされているのかと思い乗りましたが、その予想に反して、とても乗り心地が良かったです。エンジンも1.2Lですが、実用上の不便は全く無いと思いました。インパネや外観はシンプルになりますが、これはこれで、良い道具感があって良かったです。

夜のオーシャンブルーが気に入ってます。

20140422-204019.jpg

スポンサーリンク
レクタングル大
レクタングル大
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Evernoteに保存Evernoteに保存
スポンサーリンク
レクタングル大